終わりの日

誰も真面目に調べない終末論、聖書預言の考察

エルサレム第三神殿について

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終わりの時代に建てられるエルサレム第三神殿について、聖書に書かれていることをまとめてみました。


エゼキエル44:1-3の預言には第三神殿についてこう書かれています。

Eze 44:1 こうして、彼はわたしを連れて、聖所の東に向いている外の門に帰ると、門は閉じてあった。
Eze 44:2 彼はわたしに言った、「この門は閉じたままにしておけ、開いてはならない。ここからだれもはいってはならない。イスラエルの神、主が、ここからはいったのだから、これは閉じたままにしておけ。
Eze 44:3 ただ君たる者だけが、この内に座し、主の前でパンを食し、門の廊を通ってはいり、またそこから外に出よ」。

そのときの神殿の東側の外の門は閉じられているようです。
さらに重要な情報として「イスラエルの神、主が、ここからはいった」とあります。
これは第二位格の神、つまりキリストイエスがエルサレム入城の時にろばに乗って通った門ということです。
↓聖書の以下の部分ですね。

ルカ19:35-38
Luk 19:35 そしてそれをイエスのところに引いてきて、その子ろばの上に自分たちの上着をかけてイエスをお乗せした。
Luk 19:36 そして進んで行かれると、人々は自分たちの上着を道に敷いた。
Luk 19:37 いよいよオリブ山の下り道あたりに近づかれると、大ぜいの弟子たちはみな喜んで、彼らが見たすべての力あるみわざについて、声高らかに神をさんびして言いはじめた、
Luk 19:38 「主の御名によってきたる王に、祝福あれ。天には平和、いと高きところには栄光あれ」。

 

これは旧約聖書ゼカリヤ書のメシア預言の成就でした。

ゼカリヤ9:9
Zec 9:9 シオンの娘よ、大いに喜べ、エルサレムの娘よ、呼ばわれ。見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。すなわち、ろばの子である子馬に乗る。

口語訳では ろばの子である子馬 となってますが、子ろばですね。

 

 

ヨハネ12:12-15
Joh 12:12 その翌日、祭にきていた大ぜいの群衆は、イエスがエルサレムにこられると聞いて、
Joh 12:13 しゅろの枝を手にとり、迎えに出て行った。そして叫んだ、「ホサナ、主の御名によってきたる者に祝福あれ、イスラエルの王に」。
Joh 12:14 イエスは、ろばの子を見つけて、その上に乗られた。それは
Joh 12:15 「シオンの娘よ、恐れるな。見よ、あなたの王がろばの子に乗っておいでになる」と書いてあるとおりであった。

 

マルコ11:8-11
Mar 11:8 すると多くの人々は自分たちの上着を道に敷き、また他の人々は葉のついた枝を野原から切ってきて敷いた。
Mar 11:9 そして、前に行く者も、あとに従う者も共に叫びつづけた、「ホサナ、主の御名によってきたる者に、祝福あれ。
Mar 11:10 今きたる、われらの父ダビデの国に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ」。
Mar 11:11 こうしてイエスはエルサレムに着き、宮にはいられた。そして、すべてのものを見まわった後、もはや時もおそくなっていたので、十二弟子と共にベタニヤに出て行かれた。

 


神殿の丘のオリーブ山側の東向きの門から神殿の丘に入ったということです。
神殿の丘にはGolden Gateと呼ばれる門が残っています。

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この門は紀元前6世紀のネヘミヤの時代に建てられた門だそうで、しかも2000年の時を経た今、なんとエゼキエル44:1にあるように閉じられてるんですね。
何度か開けたり閉めたりしてたようですが、1541年にオスマン帝国によって再建された城壁と共に閉じられて、現在に至っているそうです。

 

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Golden Gate (Jerusalem) - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Golden_Gate_(Jerusalem)


要するにかつて70年にローマ軍によって滅ぼされた第二神殿はこのゴールデンゲートのまっすぐ西側に建っていたということです。


さらにエゼキエル8:16から、ソロモン時代の神殿の入り口は東向きであり、聖所は西側にあったことがわかります。
Eze_8:16 彼はまたわたしを連れて、主の家の内庭にはいった。見よ、主の宮の入口に、廊と祭壇との間に二十五人ばかりの人が、主の宮にその背中を向け、顔を東に向け、東に向かって太陽を拝んでいた。

 


神殿の敷地(※外の庭を除く)はエゼキエル書の記述を元に図示してみると200*100キュビトぐらいみたいです。

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面倒なので1cu=50㎝と大きめに見積もって100m*50mとすると、地図上では↓な感じになるかと思います。(GoogleMapではGoldenGateの位置表示がちょっとずれてます。)

 

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黙示録11:2にはその第三神殿の外の庭(Outer Court)について「そのままにしておけ」と書いてます。

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Rev_11:2 聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異邦人に与えられた所だから。彼らは、四十二か月の間この聖なる都を踏みにじるであろう。

 

 


さて、神殿の丘にはイスラム教の聖地となっている岩のドームがあるから建てられないという話がありますが、過去の神殿が聖書の記述通りの位置に建っていたとしたら、岩のドームを破壊する必要はないんですね。まあ壊れるかもしれないですが。
患難時代の神殿の丘についての「聖所の外の庭は異邦人に与えられている」という預言もその通り現在イスラム教に与えられてるわけですね。


問題は神殿を建設するであろう当のユダヤ人たちはイエス様をメシアとして認めておらず、新約聖書も読まないので、神殿の丘の発掘が許可される時までは神殿の位置を知りえないということです。
いやーよくできてますね~。
しかし、以前紹介したようにユダヤ人たちの神殿の建設準備は完全に整っており、もはやGoサインを待つだけになってるのでした。

 

参考動画↓

 

 

そしてもし第三神殿が建つならば、黙示録の大艱難時代の預言が成就可能になるわけですね。

 

黙示録あらすじ - 終わりの日

 

黙示録11章
Rev 11:1 それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた、「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。

 


おしまい。