黙示録あらすじ
ダニエル書と黙示録の終末預言 の続きです。
注)時々新情報を追加してます。20171205更新。大体完成!
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追記※黙示録とダニエル書は関係あるんだ~と書いてきましたが、どうも黙示録というのは旧約聖書にバラバラに書かれている終末預言を時系列順に並べたものであるようです。旧約預言書の知識がないと、読んでも意味がわからないんですね~。
旧約聖書の終末預言の解釈法は以下にまとめてあります。
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日本語の題名は「ヨハネの黙示録」となってますが内容は神がキリストに与えた預言を使徒ヨハネに伝えたものとなってます。
Rev 1:1 イエス・キリストの黙示。この黙示は、神が、すぐにも起るべきことをその僕たちに示すためキリストに与え、そして、キリストが、御使をつかわして、僕ヨハネに伝えられたものである。
<第一章>では使徒ヨハネが島流しされたパトモスという島で啓示を受けるシーンから始まり、啓示を書き留めるように言われます。
紀元69~79年の間のことでした。(皇帝ヴェスパシアヌスの時代)
Rev 1:19 そこで、あなたの見たこと、現在のこと、今後起ろうとすることを、書きとめなさい。
<第二章>、<第三章>はその後に続くキリスト教会の歩みを示していると言われてます。参考動画 Jon Corson牧師の聖書解説(リストの52番目~)
サーチライト with Jon Courson
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcY-lJmbXjHxpD2SRTiSPA_1km_9jQIcB
<第四章>、<第五章>は天の御坐の様子が書かれています。
Rev 4:1 その後、
とあるので四章から先が教会時代の後であることがわかります。
この「その後」(メタ・タルタ)という言葉は何度も出てきますが、これによって黙示録の時系列を知ることができます。
ここで面白いのは地上には存在しないよくわからない生き物がいることです。
Rev 4:7 第一の生き物はししのようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人のような顔をしており、第四の生き物は飛ぶわしのようであった。
Rev 4:8 この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その翼のまわりも内側も目で満ちていた。そして、昼も夜も、絶え間なくこう叫びつづけていた、「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者にして主なる神。昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者」。
たぶん御使いの一種なんでしょうが、我々は天使というと頭に光る輪っかがついて羽の生えた人をイメージしがちですが、実際はこういうわけのわからない形容しがたい生き物も含まれるのでしょう。
サタンは龍とか蛇と言われてますが、本当に龍や蛇のような姿をしてるのかもしれません。
ヨブ記 41章には口語訳でわに(原語レビヤタン)と訳された神の最高傑作である強靭な生き物について書かれていますがイザヤ書ではこれがへびとして登場します。
このレビヤタンというのが種として分類した時のサタンなんでしょうかね。
Job 41:1 あなたはつり針でわに(わにではなく、ヘブル語レビヤタン)をつり出すことができるか。糸でその舌を押えることができるか。
-------途中全部略(読めばわかりますがどう見てもわにではないです)-------
Job 41:34 これはすべての高き者をさげすみ、すべての誇り高ぶる者の王である」。
Isa 27:1 その日、主は堅く大いなる強いつるぎで逃げるへびレビヤタン、曲りくねるへびレビヤタンを罰し、また海におる龍を殺される。
また黙示録五章には七つの封印を施された巻物がでてきます。これは地球の土地権利書のようなものであるといわれてます。
アダムの罪によって人間からサタンに移った支配権がキリストの十字架によって買い戻されたのでした。地権者となった子羊イエス・キリストがこの封印を解くことによって、地の清めがはじまるのです。
この終わりはいつ来るのでしょう?マタイ24章にはこうあります。
Mat 24:14 そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。
キリストの福音が全世界に伝えられてからということですね。一度もキリストが述べ伝えられたことのない国は、もう地上にはないんじゃないかと思います。
<携挙、ラプチャーの発生>
聖書に啓示されている七年の大艱難時代への突入にあたり、まず携挙(ラプチャー)が発生します。携挙とは大艱難時代の直前に福音を本当に信じている信者が天に上げられて大艱難時代の災害から守られるという現象です。携挙のタイミングについては諸説ありますが、当ブログでは他の終末預言箇所や、現在の世界情勢との整合性を考えた結果大艱難時代の直前に起きると結論付けました。携挙は大艱難時代の第二の封印の成就に直結するトリガーともなっていると考えられます。携挙によって最も多く信者があげられるだろうと考えられる国がキリスト教国であるアメリカ合衆国だからです。アメリカ合衆国は現在圧倒的な軍事力で世界の諸勢力をとどめている世界の警察を自負する国です。兵隊が消えたら、最新兵器もハリボテです。このアメリカ軍の恒久的あるいは一時的な無力化によって地上から平和が取り去られるわけです。(黙示録6:4)
たとえが悪いですが野良猫を駆除したら、ねずみがはびこるようになるわけです。
ちなみに、ヨーロッパはキリスト教国を名乗っていますが、どうも最近のヨーロッパのクリスチャンは神なんて信じていないようです。ラプチャーはヨーロッパには影響が少ないと思われます。以下は各国の無神論者の比率を示すデータ図ですが、ヨーロッパの無神論者の比率は高めです。この図の中で、低比率かつキリスト教国の国がラプチャーによって混乱に陥ると思われます。主に南北アメリカ大陸ですね。日本ェ・・・。
関連聖句は主に第一テサロニケ4:13-18,イザヤ26:19-21,第一コリント15:51-52、黙示録3:10などです。携挙の概念は聖書全体を把握しないと理解するのは難しいでしょう。
携挙の詳細については↓↓↓
アメリカ人クリスチャンの携挙が終末のトリガーとなる
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2017/02/27/203503
<黙示録六~八章>は七つの封印が解かれていく様子が書かれています。ざーっとみていきましょう。
第一の封印
白い馬に乗った弓を持った人物が現れ、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけていきます。彼は前回説明した来るべき君主、反キリストです。この人物のかぶる冠を表すギリシャ語は STEPHANOS であり、これはオリンピックの優勝者などに与えられるオリーブ冠や月桂冠のような木で編んだ冠のことです。
これは彼が一時的な王であることを示しています。
ちなみに王がかぶる冠は DIADEM です。
彼ははじめは中東に平和をもたらす人気者として現れるでしょう。
第二の封印 赤い馬に乗った剣をもった人物が現れます。 戦争が起こります。
おそらくエゼキエル38章のゴグマゴグ戦争とそれに付随する戦乱です。
↓↓これ(エゼキエル38章預言と黙示録6:4)が同じものだと考えるに至った経緯
第三の封印 黒い馬に乗った秤をもった人物が現れます。
戦争に続いて飢饉が発生します。
ただし、「オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」
とあるように金持ちは影響をうけません。
第四の封印 青白い馬に乗った人物が現れます。
その人の名は「死」でありこの人物に黄泉が続きます。
多くの人が死ぬことが示されています。
世界の4分の1を支配する国が現れます。
詳しくは↓
黙示録第四の封印とEUとニュー・ワールド・オーダー
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2016/09/25/202158
第五の封印 信仰を告白して殺された人々が天で白い衣を与えられます。
第六の封印 大地震が起こり、太陽は黒く、月は赤くなり、星が地に落ちます。
王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、
ほら穴や山の岩かげに、身を隠します。
このことは聖書の他の記者たちも書いています。
Joe 2:31 主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る。
Act 2:20 主の大いなる輝かしい日が来る前に、日はやみに月は血に変るであろう。
ここでまだ七つ目の封印が残されていますが、「この後」が出てきました。
Rev 7:1 この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。
Rev 7:2 また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、
Rev 7:3 「わたしたちの神の僕らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、地と海と木とをそこなってはならない」。
これらの御使いは風を止めたり地と海と木を損なう力をもつ強力な御使いのようです。
(追記:ここで象徴的に使われている風とは災害をもたらす御使い達のことのようです。つまり悪霊ですね。
ヘブル書1:7にはこうあります。
Heb 1:7 また、御使たちについては、「神は、御使たちを風とし、ご自分に仕える者たちを炎とされる」
追記終わり)
地の四隅ってどこだろうと思いましたが たぶんこんな感じでしょう
○=地球
・
・○・←御使い
・
イスラエル12部族の144000人に神の印が押されます。
次に天の御坐に異邦人の大勢の群衆が現れ、神を賛美します。
彼らはイエスの救いを信じて大きな患難をとおってきた人たちです。
第七の封印
第七の封印が解かれると七人の御使に七つのラッパが与えられます。
御使いが聖徒たちの祈りのこもった香炉を投げると多くの雷鳴と、もろもろの声と、いなずまと、地震とが起こります。
封印が解かれて終わるかと思いきやラッパの裁きが始まります。何度も繰り返し災害で地上を撃たれるところがサタンと人類の罪の深さを物語っています。
また、何度も繰り返すことで人々が悔い改めて神へ立ち返るための機会を与えておられるのです。ほおっておいたらいずれ死んでしまう魂ですからね。
平和な日本を見ているとよくわかりますが、災いが全く起きずに恵みだけが毎日降り注いでいたら、誰も神の救いの必要性など感じません。
第一のラッパ
血の混じった雹と火とが地上に降り注ぐ。地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、すべての青草も焼けます。
第二のラッパ
燃えさかる大きな山が海に投げ込まれる。
海の三分の一が血となり、海の生き物の三分の一が死に、舟の三分の一が壊されます。
これは、大西洋の火山島、ラ・パルマ島の爆発とそれに伴う災害です。
第三のラッパ
「苦よもぎ」という名のたいまつのように燃える大きな星が落ちてくる。
川の三分の一とその水源が苦くなり、多くの人が死にます。
この部分はチェルノブイリとの関連性を言ってる人がいますが、たぶん関係ないです。
第四のラッパ
太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一が打たれた。世界が暗くなります。
Rev 8:13 また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
参考:↓三つの「わざわい」について
エレミヤ50、51章 バビロンに下る「わざわい」
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2016/10/31/003720
第五のラッパ(第一のわざわい)ゾンビ災害
Rev 9:1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
この星とは御使いのことです。もっとも堕天使(=悪魔)の方だと言われていますが。
この悪魔には「底知れぬところ」の鍵が与えられます。第五、第六のラッパのわざわいは悪魔・悪霊によるものです。
聖書のいくつかの箇所にこの「底知れぬところ」を理解する鍵があります
ルカ8章
Luk 8:31 悪霊どもは、底知れぬ所に落ちて行くことを自分たちにお命じにならぬようにと、イエスに願いつづけた。
第二ペテロ二章
2Pe 2:4 神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、さばきの時まで暗やみの穴に閉じ込めておかれた。
2Pe 2:5 また、古い世界をそのままにしておかないで、その不信仰な世界に洪水をきたらせ、ただ、義の宣伝者ノアたち八人の者だけを保護された。
Jud 1:6 主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たちを、大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。
Rom 10:7 また、「だれが底知れぬ所に下るであろうかと言うな」。それは、キリストを死人の中から引き上げることである。
2Pe 2:15 彼らは正しい道からはずれて迷いに陥り、ベオルの子バラムの道に従った。バラムは不義の実を愛し、
2Pe 2:16 そのために、自分のあやまちに対するとがめを受けた。ものを言わないろばが、人間の声でものを言い、この預言者の狂気じみたふるまいをはばんだのである。
2Pe 2:17 この人々は、いわば、水のない井戸、突風に吹きはらわれる霧であって、彼らには暗やみが用意されている。
これらの聖句から、「底知れぬところ」とは神に従わない御使いや人々の投げ込まれる真っ暗な牢獄である事がわかります。
いわゆる一般的に地獄と理解される所ですね。(ただし聖書で語られる永遠の刑罰が行われる火の池=ゲヘナとは別です。)
この地獄の門が開かれることによって、ノアの時代に世界を暴虐で満たした最もタチの悪い、強力な悪魔たちが解き放たれます。
彼らはイナゴの姿で現れ、まず5か月の間人々を苦しめ続けます。人は死にたいと願っても、その霊が肉から離れなくなります。
(追記171009
第五のラッパは悪霊によるゾンビ災害です。ゼカリヤ14:12が関連聖句です。この聖句は前後に終末預言を示すキーワードである「その日」が乱発されている終末預言個所です。ついでに黙示録の三つのわざわいを示す「わざわい」のキーワードも含んでいます。
Zec 14:12 エルサレムを攻撃したもろもろの民を、主は災をもって撃たれる。すなわち彼らはなお足で立っているうちに、その肉は腐れ、目はその穴の中で腐れ、舌はその口の中で腐れる。
↓↓根拠など詳しくはこちらにまとめてます。
黙示録を扱ってる映画紹介
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2016/10/21/000947
追記終わり)
イナゴが悪霊であるという解釈の根拠については以下の記事をご覧ください。
聖書預言解釈についてのまとめ
このイナゴたちにはアバドンという王がいて、その名はヘブライ語で「破壊の場」「滅ぼす者」「奈落の底」を意味します。
Rev 9:12 第一のわざわいは、過ぎ去った。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
第六のラッパ(第二のわざわい)
人間の三分の一を殺すために、ユーフラテス川につながれた四人の御使いが解き放たれます。神は罪のないものを繋いだりしませんから、これも悪魔であると考えられます。
(追記:世界を色分けし、人々を滅びに導く4人の超人リーダーが現れます。たぶん。
黙示録の色は赤=火 青=海 黄=地 緑=木 で表される地上の4つの勢力を表しています。黙示録9:17の赤と青と黄色の胸当てはこの色に対応していると考えられます。これは異教勢力が崇めている4人の堕天使であり、世界の国旗に使われている色です。ちゃんと根拠もあるんですよ~。下記参考記事を参考に~。
<4人のリーダー予想>
マフディー?(緑色) イスラム諸国への惑わし 黙示録には記載なし 偽メシア1号
獣(青色) ヨーロッパへの惑わし 俗に言う反キリスト 偽メシア2号
偽預言者(黄色) 世界の宗教者への惑わし
龍(赤色) 東アジアへの惑わし 偽メシア3号
マタイ24章でこんなことが預言されていましたね。つまりそういうことです。
Mat 24:4 そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。
Mat 24:5 多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。
彼らは暗闇の世界で星のように輝くでしょう。しかし、星が輝けるのは夜が明けるまでの話です。 使徒パウロはテサロニケ人への第二の手紙の中で、終わりの時に現れる不法の者について語っています。
第二テサロニケ2章
2Th 2:8 その時になると、不法の者が現れる。この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。
2Th 2:9 不法の者が来るのは、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力と、しるしと、不思議と、
2Th 2:10 また、あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれなかった報いである。
2Th 2:11 そこで神は、彼らが偽りを信じるように、迷わす力を送り、
2Th 2:12 こうして、真理を信じないで不義を喜んでいたすべての人を、さばくのである。
その他詳しい話は参考記事で!
黙示録の預言と色の話 その2
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2017/04/15/194606
黙示録の預言と色の話
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2017/02/25/212647
獣の国と龍の国
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2017/11/09/015148
第二コリント11章
2Co 11:14 しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。
2Co 11:15 だから、たといサタンの手下どもが、義の奉仕者のように擬装したとしても、不思議ではない。彼らの最期は、そのしわざに合ったものとなろう。
追記おわり)
Rev 9:16 騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。
聖書では馬は戦争の道具を意味しています。2億の軍勢はおそらく非イスラム世界の連合軍です。この騎兵隊は赤と青と黄色の胸当てをつけていました。ルーマニアとかの旗ですね。この軍団が人間の三分の一を殺します。
追記:いろいろ調べた結果、第六のラッパはイスラム諸国と獣の国(というか非イスラム世界全部)との戦争みたいです。以下、第六のラッパについての考察記事↓
第六のラッパと最後のジハード
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2016/09/29/005639
ダニエル11:40 南の国、イスラム統一国家について
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2016/10/09/205718
エゼキエル30章 やっぱり イスラム vs NWO
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2016/10/29/002124
生き残った人々はこれらのわざわいを受けても罪から離れず、自分を痛めつけている悪霊を礼拝します。これはひどい。
次に手に開かれた巻物を持った天からの強い御使いが大声で叫びます。彼が叫ぶと7つの雷が声を発します。
この声は封印されているのでわかりません。
Rev 10:7 第七の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時には、神がその僕、預言者たちにお告げになったとおり、神の奥義は成就される」。
ヨハネは巻物をもらって食べます。
10章は意味わからないですね。
Rev 10:11 その時、「あなたは、もう一度、多くの民族、国民、国語、王たちについて、預言せねばならない」と言う声がした。
この後はこれらの時代の人々の詳細を語るということでしょうか?そんな感じです。
<第十一章>
ヨハネにはかりざおが与えられ神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々を測ります。
外の庭は外国人に与えられ42か月間(1260日)荒らされるようです。
神の二人の証人が荒布を着て1260日の間預言します。
この二人は口から火を吐いて敵を殺します。誰も邪魔はできません。
Rev 11:6 預言をしている期間、彼らは、天を閉じて雨を降らせないようにする力を持っている。さらにまた、水を血に変え、何度でも思うままに、あらゆる災害で地を打つ力を持っている。
Rev 11:7 そして、彼らがそのあかしを終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺す。
彼らは役目を終えると底知れぬ所からのぼってくる獣と戦って殺されます。
全地の人々はエルサレムでさらされている死体を見物し、祝います。
TVやネットが現れる前の時代には三日半で全世界の人がこの死体を見るなんて不可能だと言われていましたが、今や可能になりました。
三日半の後に、彼らは蘇り、天に上げられます。人々は天から「ここに上ってきなさい」という声がするのを聞きます。
このとき、大地震が起こり、七千人が死に、生き残った人々は恐れて天の神に栄光を帰します。
二人の預言者はエリヤとモーセであるといわれています。
彼らの行う奇跡が同じだからです。
あるいはエリヤとモーセに力を貸した御使いがこの二人の預言者に力を貸すと考えることもできます。まあどっちでもいいんですが。
Rev 11:14 第二のわざわいは、過ぎ去った。見よ、第三のわざわいがすぐに来る。
とあるのでこれらが第二のわざわい(第六のラッパ)の期間に起こることであるとわかります。
第七のラッパ(第三のわざわい)
Rev 11:15 第七の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、大きな声々が天に起って言った、「この世の国は、われらの主とそのキリストとの国となった。主は世々限りなく支配なさるであろう」。
サタンの世が終わりを告げ、神の国が始まり地を滅ぼす者たちを滅ぼす時がきました。
Rev 11:19 そして、天にある神の聖所が開けて、聖所の中に契約の箱が見えた。また、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹が降った。
Rev 12:1 また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。
この女はイスラエルの家です。太陽というのはイスラエル12部族の父ヤコブ、月というのは母(レア?)、十ニの星というのはイスラエルの十二部族を示しています。(創世記37章のヨセフの夢を参照)
また、七つの頭と十の角があり、七つの冠をかぶった赤い龍が現れ、星の三分の一を地に投げ落として女の子供を食い尽くそうとします。
女は男の子を産み、鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者であるこの子は神のみもとに引き上げられます。
女は荒野へ逃げて1260日のあいだ養われます。
この章はよくわからないですが、先の章で神によるわざわいだと気づいた悪人たちが神の民イスラエルを攻撃するようになるのでしょう。
イスラエルの人々は自然の要害となっているぺトラの遺跡に逃げるのだと言われています。
天ではミカエルと御使いたちが龍とその使いたちと戦います。
龍は天から追い出され地に投げ落とされます。
ダニエル書によると、ミカエルは天使の長のひとりであり、イスラエルの守護天使であることが書かれています。
龍は激しい怒りをもって地と海とに向かってきます。
ここは通説では地はイスラエル、海は異邦人を意味するそうですが、これは間違いです。イスラエルは既に女で示されているので、第六のラッパの箇所で書いたように、4つの勢力の二つ(地=黄色勢力と海=青色勢力)であると考えられます。つまり獣と龍の対立が起きるようです。龍=赤色勢力は女(=イスラエル)を追いますが、女はわしの翼を与えられ、3年半(1260日)の間養われます。女は守られます。
ここはさっきの繰り返しですね。
龍は女の残りの子ら、イエスのあかしを持つ人々に戦いを挑むためにでていきます。
<第十三章>
この章は海から上がってくる獣、反キリストについての説明です。
それには角が十本、頭が七つあり、それらの角には十の冠があって、頭には神を汚す名がついています。
七つの頭については前回の記事 ダニエル書と黙示録の終末預言 を参考にしてください。
十の角は十の国家権力を表しています。世界を統治する終わりの日の十か国連合です。
ちなみにこの連合国のうちの3つは反キリストによって滅ぼされることがダニエル書に預言されています。
Dan 7:7 その後わたしが夜の幻のうちに見た第四の獣は、恐ろしい、ものすごい、非常に強いもので、大きな鉄の歯があり、食らい、かつ、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。これは、その前に出たすべての獣と違って、十の角を持っていた。
Dan 7:8 わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出てきたが、この小さい角のために、さきの角のうち三つがその根から抜け落ちた。見よ、この小さい角には、人の目のような目があり、また大きな事を語る口があった。
Dan 7:24 十の角はこの国から起る十人の王である。その後にまたひとりの王が起る。彼は先の者と異なり、かつ、その三人の王を倒す。
Rev 13:2 わたしの見たこの獣はひょうに似ており、その足はくまの足のようで、その口はししの口のようであった。龍は自分の力と位と大いなる権威とを、この獣に与えた。
この獣はダニエル書に出てきた過去の大国の残党が立てた人物であることがわかります。ひょうはギリシャ、くまはメド・ペルシャ、ししはバビロンでした。これに龍の権威が加わります。
Rev 13:3 その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。
彼はテロか何かで傷を負います。
前回も載せましたがこの詳細がゼカリヤ書に預言されています。
Zec 11:17 その羊の群れを捨てる愚かな牧者はわざわいだ。どうか、つるぎがその腕を撃ち、その右の目を撃つように。その腕は全く衰え、その右の目は全く見えなくなるように」。
人々は龍と獣を恐れて拝みます。「だれが、これと戦うことができようか。」
Rev 13:5 この獣には、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ、四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた。
また42か月(1260日)です。7年の期間の後半ですね。
神の二人の証人が7年の前半に現れて、入れ替わりに獣が台頭してくるということでしょう。たぶん。
獣はイスラエルとクリスチャンを迫害します。
Rev 13:10 とりこになるべき者は、とりこになっていく。つるぎで殺す者は、自らもつるぎで殺されねばならない。ここに、聖徒たちの忍耐と信仰とがある。
また別の獣が地から上ってきます。この獣は獣の国の宗教的指導者、偽預言者です。
いかにも聖職者らしい姿をして現れることでしょうが、それは偽りの姿であり、その本質は邪悪です。
この偽預言者は反キリストを拝ませ、その像を作らせ、数多くの奇跡を行います。
獣を拝まない者はみな殺され、666の獣の刻印を受けない者たちは売り買いができなくなります。
この刻印は黙示録の研究を行っている人たちに生体バーコードだとか、マイクロチップだとかいろいろ予想されています。
以下は獣の刻印についての考察↓
http://thedayofthelord.hatenablog.com/entry/2016/08/19/184757
なんだかどろどろした章ですが、キリスト教圏の人が13を嫌うのはここからかな?
よく見ると天のことが書かれている章は7の倍数になってますね。
偶然だぞ!!偶然!
<第十四章>
天に上げられた人々が賛美します。
御使いが地上のあらゆる人々に永遠の福音を伝えます。
バビロンの崩壊と獣の刻印を受けた者への罰が告知されます。
『今から後、主にあって死ぬ死人はさいわいである』
御使いが収穫を始めます。
マタイ13:30にあるように
「まず毒麦(悪人)を集めて束にして焼き、麦(善人)の方は集めて倉(天)に入れます。」
イザヤ書63章1~6節、イザヤ書34章5~6節、9節、およびヨハネの黙示録19章13~16節と呼応しており、ここでもエドムやボツラでイスラエルの民を追ってきた国々の民に裁きが行われることが書かれています。イスラエルの民が艱難期に逃げ込む場所がボツラ(ぺトラ)であるという理由の一つはこのためです。反キリストの大軍によってぺトラの山地で絶体絶命の窮地に追い込まれたイスラエルの民はついに神の名を呼び求めます。ユダヤ人がイエスの名を呼び求める時、ついにイエスが地上に再臨します。
人が神を呼び求めるのは、やっぱり手も足も出なくなった時なんですね。
ホセア5:15
彼らが自分の罪を認め、わたしの顔を慕い求めるまで、わたしはわたしの所に戻っていよう。彼らは苦しみながら、わたしを捜し求めよう。
マタイ23:39
『祝福あれ。主の御名によって来られる方に。』とあなたがたが言うときまで、
あなたがたは今後決してわたしを見ることはありません。
Rev 1:7 見よ、彼は、雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、彼を刺しとおした者たちは、彼を仰ぎ見るであろう。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆くであろう。しかり、アァメン。
神の民を追ってきた諸国の軍隊はキリストによって裁かれ、1600スタディオンに渡って血の海となります。1600スタディオンという距離は約300㎞になります。
参考リンク
ボツラにおける主の復讐 - 牧師の書斎
http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?%E3%83%9C%E3%83%84%E3%83%A9%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%B8%BB%E3%81%AE%E5%BE%A9%E8%AE%90
<第十五章>
御使いが最後の七つの災害(七つの鉢の災害)を携えてきます。
ここらへん(14章~19章)、時系列が混乱しますが、鉢の裁き→バビロン崩壊→ボツラでの再臨→オリーブ山→千年王国へ という流れが一番つじつまが合う解釈だと思います。いずれにせよエゼキエル38章戦争から指折り7年数えていけば預言が成就した時にはわかるでしょう。
第一の鉢
獣の刻印を受けて獣の像を拝んだ人々に、悪性の腫瘍ができます。
第二の鉢
海の水が血のようになって、海の生き物がすべて死にます。
第三の鉢
川と水の源がすべて血に変わります。
第四の鉢
太陽が人々を焼きます。
第五の鉢
獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかみ、天の神を呪います。
彼らは良心に焼き印が押されているのでこれでもまだ悪を離れません。
第六の鉢
日の出る方から来る王に道を備えるためユーフラテス川が枯れる。
龍と獣と偽預言者の口からかえるのような汚れた霊が出て戦いのために全世界の王を集めます。
第七の鉢
Rev 16:17 第七の者が、その鉢を空中に傾けた。すると、大きな声が聖所の中から、御座から出て、「事はすでに成った」と言った。
いなずまと人類史上かつてなかった規模の地震が起きます。大いなる都が三つに裂かれ、町々が倒れます。島々は逃げ去り、山々は見えなくなります。
20㎏~50㎏の雹が降ってきます。
神を呪う者は石打ちの刑だとレビ記に書かれているとおりです。
Lev 24:16 主の名を汚す者は必ず殺されるであろう。全会衆は必ず彼を石で撃たなければならない。他国の者でも、この国に生れた者でも、主の名を汚すときは殺されなければならない。
<第十七章>
終わりの日の悪魔教勢力、大淫婦バビロンへの裁きが説明されます。
このバビロンは宗教勢力と経済のくっついた勢力です。
ヨハネは七つの頭と十の角を持つ赤い獣に乗った女バビロンを見ます。
Rev 17:3 御使は、わたしを御霊に感じたまま、荒野へ連れて行った。わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった。
Rev 17:4 この女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持ち、
Rev 17:5 その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。
この日本とかいう国にはやたらと八芒星を神聖視してる勢力がありますが、まあ私の気のせいでしょう。
偶然だぞ、偶然!
彼らはイスラエルに攻め込み、いずれ心をひとつにして再臨のメシアに戦いを挑みますが、ボコボコに負けることが予告されます。
獣はこの淫婦バビロン(宗教バビロン)を憎み、焼き尽くして自分を神とします。
おそらく時期的には7年の艱難の後半のどこかでしょう。
ダニエル書に
Dan 11:37 彼はその先祖の神々を顧みず、また婦人の好む者も、いかなる神をも顧みないでしょう。彼はすべてにまさって、自分を大いなる者とするからです。
と、書かれている通りです。
この宗教バビロンは七つの丘を持つ街ローマであるといわれています。
<第十八章>
ここでは経済バビロンへの裁きが書かれています。
莫大な富を抱えて繁栄している大都市が焼き尽くされます。
ここは説明するようなこともないので読んでください。
<第十九章>
天の軍勢が獣と王たちの軍勢と最後の戦いを行います。有名なハルマゲドンの戦いです。軍勢がハルマゲドンに集まるのでハルマゲドンの戦いとして知られていますが、旧約聖書の預言を考慮すると、この戦いはヨルダンのボツラ(ペトラ)で行われるようです。獣は捕らえられ、偽預言者も共に捕らえられます。この二人は生きながら硫黄の燃えている火の池に投げ込まれます。
それ以外の者はキリストの剣で切り殺され、すべての鳥の餌になりました。
以上で7年間の艱難時代は終わります。
死後、地獄で焼かれたくない人はさっさとイエス・キリストを信じて悔い改めましょう。
ついでに概ね合ってると思われるフローチャートを貼っておきます。
<第二十章>
悪魔でありサタンである龍が例の「底知れぬところ」へぶち込まれます。ここは火の池(ゲヘナ)とは別みたいですね。
彼は千年の間つながれ、地上にはキリストが統治する国が誕生します。
大艱難の生き残りと復活したイエスを信じて死んだ人たちがこの国の国民となります。
この第一の復活者たちはもはや死ぬことがありません。
なお、悪人は千年が過ぎるまで生き返りません。
千年の終わりに、捕らわれていたサタンが解き放たれ、戦いのためにゴグ、マゴグを惑わし、エルサレムを包囲します。
これは千年期の間に生まれた罪の世を知らない子供たちにキリストの統治か、サタンの統治かを選ばせるためです。
神の統治を拒否する人々はまとめて焼かれます。サタンも役目が終わり、火の池(ゲヘナ)へ投げ込まれて焼かれます。
これが終わるとイエスを信じないで死んだ人たちが復活(第二の復活)の裁判が始まります。おのおのそのしわざに応じて裁かれます。イエスの恵みによる罪の許しを受け入れなかったからです。キリストを信じた人たちには裁きはありません。
それから死と黄泉も火の池で滅ぼされます。
もはや誰も死ぬことがなくなるのです。
<第二十一章><第二十二章>
新しい天地が創造され、神の子となった人間たちは光輝く平和の都でいつまでもいつまでも神と共に暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
Rev 22:20 これらのことをあかしするかたが仰せになる、「しかり、わたしはすぐに来る」。アァメン、主イエスよ、きたりませ。
Rev 22:21 主イエスの恵みが、一同の者と共にあるように。
アーメン!
エンディングテーマ
God Is Good All The Time - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gt-OouIx8Lk