終わりの日

誰も真面目に調べない終末論、聖書預言の考察

黙示録第二のラッパとラ・パルマ島の潜在的脅威について

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黙示録8章
Rev 8:8  第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして、海の三分の一は血となり、
Rev 8:9  海の中の造られた生き物の三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。


黙示録のこの箇所は具体的に何が起こるのかいまいちわからなかったのですが、つい最近偶然これを成就しうる災害が起こりつつあることを知りました。
この災害はおそらく火山活動であると予想していましたが、山が飛んでいく、あるいは天から降ってくるってのはどうにもスマートじゃないですから、内陸部の火山ではないと予想されます。
となると火山島による災害ということになります。そして、なんとこの預言箇所を満たす火山島(ラ・パルマ島)が大西洋に存在しているんですね。


ラ・パルマ島 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%9E%E5%B3%B6


1 ・・ 2 | 迫り来る大災害の脅威|番組紹介|ナショナル ジオグラフィックチャンネル
http://www.ngcjapan.com/tv/lineup/prgmepisode/index/prgm_cd/828

 

研究者であるサイモン・デイとスティーブン・ウォードの2人はラ・パルマ島がいつの日か人類が未だかつて経験したことのない津波、「メガ津波」を引き起こす恐れがあると考えているのだ。その学説に対しては賛否両論あるが、デイとウォードは独自の調査に基づき、この説を主張している。

 


実はこの番組を見たのですが、二人の科学者の調査によるとラ・パルマ島の噴火によって地滑りが発生し、巨大な岩壁と大量の土砂が一気に海に落とされ、巨大津波を発生させる危険があるそうです。

ちなみに1958年7月10日にリツヤ湾で発生した山体崩壊による津波は高さ500mに達したそうです。

 

リツヤ湾 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%84%E3%83%A4%E6%B9%BE

 

 

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話は戻りまして、彼らの理論によるとラ・パルマ島で地滑りが発生し、大量の土砂が海に放り込まれ、900m級の大津波が発生するとされています。

ラ・パルマ島の南部は過去の噴火によって形成されましたが、学者たちの調査によりますと、この火山の内部は過去の噴火の時溶岩が通った跡がアリの巣のように張り巡らされ、そこに水がたまっているそうです。次回噴火が起きる時には、この水が、上がってくる溶岩との接触により大規模な水蒸気爆発を起こすと考えられています。島自体が巨大な爆弾のような構造になっているとのことです。
この山体崩壊によって発生する津波が6~8時間でアメリカ東海岸に到達し、この時の津波の高さは約30~40mと試算されています。

 

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赤丸部分で活発な火山活動が確認されていて、岸壁が西側へ向かって崩れ落ちると予想されています。でもってこの火山が小さい島なのに標高2000m近くあるんですね。

 

 

 

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 この津波は時速650マイル(1000km/hぐらい)で押し寄せるようですね。飛行機で飛んでくるようなもんです。

 

ところで大西洋は全海洋の大体三分の一程度を占めているそうです。

全海洋=約3億6106万km2
大西洋=約1億640万km2

 

海はつながってますから大西洋とその周辺と考えたらもしかしたらってところですね。
この第二のラッパでわからなかったのはこの災害でどのようにして聖書に書かれているような[海の三分の一は血となり、 海の中の造られた生き物の三分の一は死に、]という状態になるかということです。

 

その答えは大西洋にある油田です。
海上の石油・天然ガス採掘施設がラ・パルマからの津波によって崩壊し、2010年のメキシコ湾原油流出事故のような状態になれば、この預言が成就される可能性があります。

大西洋にはすでにカナダのハイバーニア油田や、テラ・ノヴァ油田などのいくつかの油田があります。
2010年にメキシコ湾で原油流出事故があったのは記憶に新しいですね。

 

ハイバーニア油田 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%B2%B9%E7%94%B0
可採埋蔵量16.3億バレル

 

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 ハイバーニア油田はこのあたりです。


テラ・ノヴァ油田 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A1%E6%B2%B9%E7%94%B0
可採埋蔵量4億3,300万バレル

 

2010年メキシコ湾原油流出事故 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/2010%E5%B9%B4%E3%83%A1%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B3%E6%B9%BE%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E6%B5%81%E5%87%BA%E4%BA%8B%E6%95%85

この事故の原油流出量は約78万キロリットル(490万バレル)~とされています。

 

 

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NASAの人工衛星テラが2010年5月1日に撮影した油膜

位置と規模がよくわからないですが、

 

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大体この辺です。

 

メキシコ湾原油流出事故ではたった一基のプラットフォームが事故を起こしただけで大騒ぎになりましたね。
なんとメキシコ湾岸では4000の石油天然ガスプラットフォームが稼働中だそうです。

 

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これだけでも壊れたらすさまじい規模ですね。(ただし、メキシコ湾はフロリダ半島が盾になってるので被害は少ないかもしれません。)大西洋全体ではどんなことになってるんでしょう??
これらに加えてアメリカ合衆国東海岸には石油だけでも47.2億バレル(レンジは13.2億~92.3億バレル)が埋まっていると試算されており、現在この石油資源の開発に向けて調査が行われているようです。

もう試掘ぐらいなら数か所で行われているのではないかと思われます。

早ければ数年で採掘が開始されるでしょう。
詳細は以下の記事をご覧ください。

 

米国が世界最大の産油国になる日(小菅努) - 個人 - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kosugetsutomu/20150210-00042941/
↓消えるかもしれないので魚拓
http://archive.is/vWepL

 

 

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なんだかオバマ大統領が試掘を許可しなかったみたいですが、無事(?)許可がおりたようです。

 

試掘を禁止した記事(2016年3月15日)

Obama bans oil drilling along Atlantic seaboard | Environment | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2016/mar/15/obama-to-kill-off-arctic-oil-drilling

 

試掘許可した記事(2016年3月30日)

Deafening Atlantic oil prospecting to go ahead despite threat to marine life | Environment | The Guardian
https://www.theguardian.com/environment/2016/mar/30/atlantic-ocean-oil-gas-prospecting-marine-life-threats-obama

 


この記事で書かれている海域には、いずれ石油採掘プラットフォームがポコポコ並んで石油採掘を始めるということです。
もし、これらの採掘施設を大津波が襲ったら大西洋全体を死に至らしめる量の原油流出が発生するでしょう。
これらの採掘基地は40m級の津波に耐えられるでしょうか?

以下の記事を例にとりますと、ロシア最大の石油採掘プラットフォームは理論上では18mまでの津波に耐えられるそうです。
全然足りないですね。40mの津波が襲ってきたらおそらくひとたまりもないでしょう。

 

国内最大の石油掘削施設完成 | ロシアNOW
https://jp.rbth.com/business/2014/07/02/48941

 

ラ・パルマ島噴火崩壊からの南北アメリカ東海岸壊滅となれば、原油流出を止める人員も船も装備も失った状態で数千基の採掘施設からの海洋汚染を止める術はないでしょう。

 

さらにさらにこれは初耳だったんですが原油流出は赤潮発生の引き金にもなるようです。文字通り、海が血のように変わるわけですね。

 

渤海油田で原油流出 赤潮が発生日本新唐人テレビ
http://jp.ntdtv.com/news/1681/%E6%B8%A4%E6%B5%B7%E6%B2%B9%E7%94%B0%E3%81%A7%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E6%B5%81%E5%87%BA%20%E8%B5%A4%E6%BD%AE%E3%81%8C%E7%99%BA%E7%94%9F

 

渤海油田で原油流出 赤潮が発生 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=mNEuogV6oi0

 

Red tide formed after oil spills |China|chinadaily.com.cn
http://www.chinadaily.com.cn/photo/2011-07/16/content_12916014.htm

赤いですね~。

 

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USA todayより↓BP事故時の画像

Oil platform in Gulf of Mexico burns off Louisiana coast
http://www.usatoday.com/story/news/2017/01/05/gulf-of-mexico-oil-platform-louisiana/96191288/

 

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(追記

さらにダメ押ししておくとアメリカ東海岸は一大石油消費地帯になってまして大都市の沿岸部には石油タンクがゴロゴロ並んでおります。ここに津波が押し寄せることを考えれば別に石油プラットフォームが建つ必要もないかもしれませんね~。


まとめ

ラ・パルマ噴火からの地滑りが津波を引き起こす

南北アメリカ東海岸の沿岸部壊滅、石油プラットフォーム群が崩壊

大西洋に数億バレルの原油が流出

海の三分の一は血となり(赤潮発生)、 海の中の造られた生き物の三分の一は死ぬ
大西洋全体(全海洋の三分の一)が原油汚染によって死に、第二のラッパの預言が成就。

 

以上でした。

 

 

いろいろ考えてみましたが起こってみないとわかりませんね。
あるいは映画「ディープインパクト」のように山のような隕石が降ってくるのかもしれません。
いずれにせよ大西洋で石油採掘プラットフォームを破壊するような大津波が発生すれば、預言のとおり海の中の造られた生き物の三分の一は死ぬだろうということです。

 

 

 

黙示録の概要については ダニエル書と黙示録の終末預言  黙示録あらすじ 及び 黙示録の第五、第六のラッパで起きること をご覧ください。

 

 

おしまい。