詩篇83篇の戦争は四度に渡る中東戦争だった。
詩篇83篇にはイスラエルに敵対する周りの国々が戦いを挑んでくることが預言されています。
詩篇83:4-8より
Psa 83:4 彼らは言います、「さあ、彼らを断ち滅ぼして国を立てさせず、イスラエルの名をふたたび思い出させないようにしよう」。
Psa 83:5 彼らは心をひとつにして共にはかり、あなたに逆らって契約を結びます。
Psa 83:6 すなわちエドムの天幕に住む者とイシマエルびと、モアブとハガルびと、
Psa 83:7 ゲバルとアンモンとアマレク、ペリシテとツロの住民などです。
Psa 83:8 アッスリヤもまた彼らにくみしました。彼らはロトの子孫を助けました。
古代名で書かれているこれらの民が住んでいた場所を現代の国家に当てはめて見ていきますと、(詩篇83戦争|神さんの言うとおり参照)
エドムの天幕=パレスチナ人?ヨルダン?
イシュマエル人=アラブ人
モアブ=中央ヨルダン (Jordan)
ハガル人=イシュマエル(アラブ)氏族※ハガルはエジプト人
ゲバル=レバノンの町 (Lebanon)
アモン=ヨルダン北部 (Jordan)
アマレク=ヨルダン南部から(エジプト)シナイ半島 (Jordan/Egypt)
ペリシテ=ガザ(Gaza)
ツロの住民=レバノン人(Lebanon)
アッシリア=シリアからイラク西部(Syria/Iraq)
であると言われていまして、さらにここに中東戦争の主要な参戦国のリストを並べて比較してみますと・・・・・・。
エジプト
シリア
ヨルダン
イラク
レバノン
サウジアラビア(アラブ人)
と完全に一致していることがわかります。
wikipediaは頻繁に改ざんがあるのでスクリーンショットものせときましょう。(と、この記事を書いてる間にもwikipediaの第一次中東戦争の記事に編集があったのを見つけました。)
聖書を研究している多くのクリスチャンの牧師さんたちは、昨今話題のISISが詩篇83篇の預言を成就するだろうと考えているようですが、これは考えにくいことだと思います。ISISはシリア軍やイラク軍を相手に戦っていますし、エジプトやヨルダンがこれに味方するとも思えません。またここに示された国々についても4度の中東戦争の後、エジプトとヨルダンはイスラエルと平和条約を締結してしまい、サウジアラビアも最近はシーア派イスラム国家イランとの対立ゆえにイスラエル寄りの姿勢を見せるようなりました。また上記のようにイラクやシリアはISISや反政府勢力との戦いで手がいっぱいです。これらの国々が預言にあるようにこれからイスラエルと戦うようなことは起こらないだろうと考えられます。
私はこの預言は既に中東戦争において成就したものであると考えています。
「さあ、彼らを断ち滅ぼして国を立てさせず、イスラエルの名をふたたび思い出させないようにしよう」。
というセリフもまさにこれらアラブの国々の言っていたことと一致します。
国を立てさせず(cut them off from being a nation:KJV訳)というところがミソですね。中東戦争はイスラエルという国をたてようとして始まった戦争でした。本当に預言の通りになってます。
アラブの国々の目的はイスラエル国家の消滅でした。これはPLO(パレスチナ解放機構)の旗にも如実に表れています。彼らはイスラエルを消し去ってパレスチナにしたかったのです。
なお、この戦争の結果はみなさんご存知の通り生まれたばかりの小国イスラエルの奇跡的な勝利に終わりました。詩篇83篇に書かれている通りです。
Psa 83:13 わが神よ、彼らを巻きあげられるちりのように、風の前のもみがらのようにしてください。
Psa 83:14 林を焼く火のように、山を燃やす炎のように、
Psa 83:15 あなたのはやてをもって彼らを追い、つむじかぜをもって彼らを恐れさせてください。
Psa 83:16 彼らの顔に恥を満たしてください。主よ、そうすれば彼らはあなたの名を求めるでしょう。
Psa 83:17 彼らをとこしえに恥じ恐れさせ、あわて惑って滅びうせさせてください。
Psa 83:18 主という名をおもちになるあなたのみ、全地をしろしめすいと高き者であることを彼らに知らせてください。
追記:聖書預言教師のAmirさんが同じこといってました。
The Days of Ezekiel (ただし、英語)
https://www.youtube.com/watch?v=qX9myeext2U
おわり。